2009年9月4日金曜日

畑だより 9月

例年よほどのことがない限り、8月19日の五山の送り火を見たら、夏野菜の畑を徐々に片付け始め、冬野菜の準備に入ります。

今年の夏は異常な長雨で、畑の土も詰まっています。
長雨にさらされた土は酸素が不足しているので、土壌細菌も活発に活動してくれません。
この状態で土壌のphを測ると、たいてい酸性に傾いています。
まず、夏野菜の終わった畑の土をよく掘り起こし、空気にさらし、かたく締まった土をよくほぐし、
土を石灰などを使って正常なphに戻します。

大根、ニンジンを植える土は特に細かくほぐし、小石や肥料の塊り等を取り除きます。
こうすることで、大根やニンジンが二股に分かれるのを防ぎます。

9月上旬に冬野菜の準備?と、思われるかもしれませんが、種から発芽までは寒さが天敵なので、
朝夕の突然の冷え込みが来ない時期に、とりかかった方が失敗が少ないのです。





                  写真は小松菜の発芽した苗を畑に植え付けたもの。
                  20日もすれば収穫できる。