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2010年1月2日土曜日

1月の畑の様子




新年おめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

正月休みをご家族や友人と楽しんでいらっしゃることでしょう。

森田農園は年末ぎりぎりまで、すぐきの漬け込みをして、新年早々、畑に出て野菜の様子を見る、いつも通りの毎日です。

写真は水菜に水をやっているところです。

水菜はその名にもあるように、水分管理も栽培のポイントです。やり過ぎに注意しながら適度な水分を補う必要があります。

ホウレンソウは寒さに当たると、自身の水分を調節して凍らないように防衛します。

そして、ホウレンソウ自体の糖度も上がり、栄養価も高くなります。

市場が動かないお正月の間に、野菜を健康な状態に保つのも、この時期農家の大切な仕事です。



昨年の秋に京都の上賀茂神社の落葉樹の落ち葉を集め、今、腐葉土を作っています。

今年の賀茂ナスの栽培にこの腐葉土を使う予定です。

どんな賀茂ナスができるか、今から楽しみです。

今年森田農園は、農業塾、料理教室等で新たな取り組みに挑戦します。

充実の一年になるよう精進してまいります。




2009年12月15日火曜日

春の準備




畑では冬野菜が最盛期を迎えるこの時期、ハウスの片隅では、もう春の野菜の準備が始まっています。

写真はエンドウ豆の苗です。

苗床に種をまいて発芽させて約20日たった状態のエンドウ豆です。

これ以上苗床に置いておくと、根が小さくまとまってしまうので、そろそろ畑に苗を定着させなければいけません。

収穫できるようになるまで約4カ月、エンドウ豆の生育には時間がかかります。

豆類は体にいいといわれるわけは、その生育期間の長さにもあるのでしょう。

豆類の栽培は葉潜りバエ等の害虫対策も大切なポイントです。

寒さが緩み始めるに従って、害虫の被害は無いかのチェックの目は厳しくなっていきます。

すぐきの漬け込みが始まりました!



今年も上賀茂の冬の風物詩、すぐきの漬け込みが始まりました。

すぐきには食物性乳酸菌がたっぷり含まれて、整腸作用があるといわれています。

この乳酸菌に着目したのが、乳酸飲料ラブレです。



大人5~6人が入れそうな浴槽のような樽に漬け込みます。

このすぐきの漬け込みが終わったら、上賀茂の農家にも新年が訪れます。

2009年11月28日土曜日

畑だより 12月




冬野菜のおいしい季節になりました!
冬野菜は霜にあたるごとに甘さを増してきます。
大根の収穫時期の目安は大根の葉先が少し黄色くなった頃から収穫できます。
一気に収穫しなければいけないというわけではありません。
大根の品種によっては、多少収穫が遅れても皮の部分が固くならないように品種改良されたものもありますので、そのような品種のものであれば、食べたい時に食べたい分だけ収穫することも可能です。
大根は収穫した瞬間から、劣化が始まります。
収穫したら葉と実の部分をすぐ切り離して、冷蔵庫では立てて保存すると劣化を遅らせることができます。
大根の成分で消化酵素として知られるジアスターゼは加熱するとその効果が減少してしまいます。
ホクホクに炊いた大根も魅力的ですが、是非、生でも楽しんでいただきたい野菜です。

2009年11月1日日曜日

イチゴの準備




12月のクリスマスシーズンに向けて、イチゴも順調に育っています。
イチゴといえば本来は、春の果物ですが、ハウスの中を春のような状態にして育てていきます。
温度、湿度はある程度コントロールできても、受粉の役目を果たすミツバチは自然に訪れてはくれません。
ミツバチを買って、ハウスの中に放ち、受粉の大役を果たしてもらいます。

イチゴは皮をむいて食べる果物ではありませんから、おのずと病気や薬には神経質になってしまいます。
イチゴだけではなく、病気が発生したからといって、薬を使ってしまうと、せっかくのミツバチが全滅してしまうという、悲劇に見舞われてしまいます。

健康で安全なイチゴを育てることは、ミツバチにも快適な環境を与えることが必要なのです。
ハウスの中にも、理にかなった生態系があるのです。



写真は届いたばかりのミツバチの巣箱です。

2009年10月2日金曜日

畑だより  10月




10月に入りました。
この時期、冬野菜の準備で殺風景な畑ですが、水菜、小松菜、ホウレンソウ、レタス等の葉野菜が食べごろに育っています。
水菜は生育が早く、種まきから20日ほどで、収穫できます。
大株に育てた水菜を小分けして、袋詰めした水菜もスーパーで見かけますが、大株になってしまった水菜は葉が固く、サラダ等の生食には適しません。
とうの立ってしまった水菜は、塩を振って、重石をして一晩おいて、お漬物にするといいでしょう。細かく切って召し上がってください。
写真の水菜は種まき後20日くらいの水菜です。
葉も茎もやわらかいので、サラダや汁物に重宝します。
ご家庭で水菜を栽培されるときは、あまり日当たりのよい場所を避け、葉の色が薄緑になる程度の日照条件のところで育ててください。

2009年9月4日金曜日

畑だより 9月

例年よほどのことがない限り、8月19日の五山の送り火を見たら、夏野菜の畑を徐々に片付け始め、冬野菜の準備に入ります。

今年の夏は異常な長雨で、畑の土も詰まっています。
長雨にさらされた土は酸素が不足しているので、土壌細菌も活発に活動してくれません。
この状態で土壌のphを測ると、たいてい酸性に傾いています。
まず、夏野菜の終わった畑の土をよく掘り起こし、空気にさらし、かたく締まった土をよくほぐし、
土を石灰などを使って正常なphに戻します。

大根、ニンジンを植える土は特に細かくほぐし、小石や肥料の塊り等を取り除きます。
こうすることで、大根やニンジンが二股に分かれるのを防ぎます。

9月上旬に冬野菜の準備?と、思われるかもしれませんが、種から発芽までは寒さが天敵なので、
朝夕の突然の冷え込みが来ない時期に、とりかかった方が失敗が少ないのです。





                  写真は小松菜の発芽した苗を畑に植え付けたもの。
                  20日もすれば収穫できる。